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外壁の塗装が剥がれる原因とは|補修のタイミングと最適な対処法を解説

2026.08.26 (Wed) 更新

外壁の塗装が剥がれる原因とは|補修のタイミングと最適な対処法を解説

目次

  1. 外壁材ごとの剥がれ原因 — モルタル・サイディングの違い

  2. 施工不良による剥がれ — 下塗り不足・乾燥不足などの典型例

  3. 剥がれ補修の種類と選び方 — 部分補修と全面塗装の判断基準

  4. 補修費用の相場と注意点 — 戸建てでよくある価格帯

メタディスクリプション

外壁塗装が剥がれる原因とは?モルタル・サイディングの違いから、下地補修、下塗り2回が必要になるケース、部分補修と全面塗装の判断まで北九州市の塗装専門店が解説します。


北九州市にショールームがある外壁塗装専門店専門店、塗り替えステーションです!!いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

「外壁の塗装が剥がれてきたけれど、このままで大丈夫?」
「上から塗り直せば直る?」
「数年前に塗装したのに、なぜもう剥がれているの?」

外壁の剥がれを見つけると、このような疑問を持つ方も多いと思います。

最初に知っていただきたいのは、外壁塗装の剥がれは、表面だけを塗り直せば解決するとは限らないということです。

剥がれの原因は、経年劣化だけではありません。

既存塗膜の劣化、外壁下地の脆弱化、ひび割れ、水分、下塗り不足、乾燥不足、塗料と外壁材との相性など、複数の要因が考えられます。

この記事では、モルタル・サイディングで剥がれ方が違う理由、施工不良との関係、部分補修と全面塗装の判断、費用の考え方まで分かりやすく解説します。

そして今回は、私たちが特に重要だと考えている**「塗装する前の下地補修」**についても詳しく説明します。

※情報基準日:2026年8月。実際の補修方法は外壁材、既存塗膜、下地の状態、劣化範囲などによって異なります。


【重要】外壁塗装は「塗る工事」の前に「直す工事」があります

塗り替えステーションでは、外壁の剥がれやひび割れなどの下地不具合について、国土交通省「公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)」の考え方に沿って、劣化状況を確認し、必要な下地補修を行ったうえで塗装工程へ進むことを基本としています。

戸建住宅だからといって、

「剥がれているところを塗料で隠して終わり」

にはしません。

ひび割れ、浮き、欠損、脆弱部、既存塗膜の剥離などを確認し、状態に応じた処置を検討します。

国土交通省の公共建築改修工事標準仕様書では、外壁改修について、ひび割れ、浮き、欠損など状態に応じた改修方法が整理されています。

→ 国土交通省「公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)」
https://www.mlit.go.jp/gobuild/content/001888823.pdf

塗り替えステーションが大切にする考え方

塗って隠すのではなく、直してから守る。

外壁塗装の耐久性を考えるうえで、仕上げ塗料のグレードだけを見るのでは不十分です。

完成すると見えなくなる**「塗装前の下地」こそ確認すべきポイント**だと考えています。


1. 外壁材ごとの剥がれ原因 — モルタル・サイディングの違い

外壁塗装が剥がれた場合、まず確認したいのは**「何が、どこから剥がれているのか」**です。

モルタルと窯業系サイディングでは、外壁の構造や劣化の仕方が異なるため、必要な下地処理も変わります。

モルタル外壁の場合

モルタル外壁では、

  • 既存塗膜の劣化

  • モルタルのひび割れ

  • 浮き

  • 欠損

  • 水分の影響

  • 下地の脆弱化

などが剥がれにつながる場合があります。

既存塗膜が浮いている状態で上から新しい塗料を塗っても、新しい塗膜ごと剥がれる可能性があります。

そのため、剥がれている部分だけを見るのではなく、周囲の塗膜やモルタル下地まで確認することが重要です。

サイディングの場合は「脆弱部」を見逃さない

窯業系サイディングでも同じです。

紫外線や雨などの影響を長期間受けたサイディングでは、表面が弱くなり、塗料を吸い込みやすくなっている場合があります。

触ると表面が粉っぽい、下塗り材を塗っても吸い込みが著しい、表層の強度が低下しているなどの状態では、通常と同じ施工だけでは十分な下地づくりができない場合があります。

そこで塗り替えステーションでは、サイディングの脆弱部について、下地の状態と使用材料の仕様を確認したうえで、必要に応じて下塗り材を2回塗布するなどの対策を行います。

なぜ下塗りを2回行うことがあるのか?

目的は「塗装回数を増やすこと」ではありません。

弱った下地を整え、上塗り塗料が適切に密着できる状態をつくることが目的です。

例えば、

脆弱部確認

必要な下地処理

下塗り1回目

下地の吸い込み・状態確認

必要に応じて下塗り2回目

中塗り

上塗り

という考え方です。

ただし、すべての住宅で下塗り2回が必要なわけではありません。

外壁材、劣化程度、既存塗膜、使用する下塗り材のメーカー仕様などを確認して判断します。

回数ありきではなく、下地の状態に必要な施工を行う。

ここが重要です。


2. 施工不良による剥がれ — 下塗り不足・乾燥不足などの典型例

外壁塗装から比較的短期間で剥がれが発生した場合、経年劣化だけではなく施工条件も確認する必要があります。

考えられる原因には、

  • 高圧洗浄不足

  • 汚れや粉化物が残っている

  • 浮いた既存塗膜を除去していない

  • 下地補修不足

  • 外壁に水分が残っている

  • 下塗り材が外壁に適合していない

  • 下塗り量不足

  • 塗り重ね乾燥時間不足

  • メーカー仕様から外れた施工

などがあります。

下塗りは「とりあえず1回塗る工程」ではありません

下塗りには、下地と仕上げ塗料をつなぐ重要な役割があります。

特に劣化したサイディングでは、下塗り材が著しく吸い込まれることがあります。

このような場合に重要なのは、

「下塗りを1回したから工程完了」

と機械的に判断しないことです。

塗り替えステーションでは下地の状態を確認し、脆弱部では必要に応じて下塗りを追加します。

【塗り替えステーションの基本的な考え方】

高圧洗浄・下地確認

不具合部の補修

下地調整

下塗り1回目

下地の吸い込み・密着状態を確認

脆弱部は必要に応じて下塗り2回目

中塗り

上塗り

つまり、完成後の「きれいさ」だけではなく、完成すると見えなくなる工程を重視します。

乾燥時間も重要な品質管理

下塗り・中塗り・上塗りには、それぞれ使用材料に応じた塗り重ね可能時間があります。

雨、湿度、気温、日照、下地状態などによって施工条件は変わります。

北九州市では梅雨、大雨、台風、強風なども想定する必要があります。

塗料を塗れる条件ではない日に無理に工程を進めないことも、施工品質を守る重要な判断です。


3. 剥がれ補修の種類と選び方 — 部分補修と全面塗装の判断基準

外壁が剥がれていても、必ず全面塗装が必要とは限りません。

判断するときは、

剥がれの範囲 × 原因 × 下地状態 × 周辺塗膜の状態

を見ることが重要です。

部分補修を検討できるケース

  • 剥がれが限定的

  • 周辺塗膜の密着状態が良い

  • 下地劣化が軽微

  • 原因を特定できる

  • 雨水浸入の懸念が低い

などの場合は、部分補修で対応できる可能性があります。

全面塗装を検討したいケース

  • 複数面で剥離している

  • 塗膜の浮きが広範囲

  • チョーキングも著しい

  • ひび割れが複数ある

  • サイディング表面が広範囲に脆弱化している

  • シーリングも劣化している

  • 雨水の影響が疑われる

このような場合は、部分的な補修を繰り返すより、外壁全体を調査したほうがよい場合があります。

【重要】塗装前に確認してほしいチェックリスト

  • 剥がれた部分だけでなく周囲も確認している

  • 既存塗膜の浮きを確認している

  • ひび割れ・欠損を確認している

  • サイディングの脆弱部を確認している

  • シーリングの状態を確認している

  • 下地補修方法が見積書に記載されている

  • 使用する下塗り材が明記されている

  • 脆弱部への対応方法を説明してくれる

  • 塗り重ね乾燥時間を守る工程になっている

外壁塗装の見積りでは、上塗り塗料の商品名だけを見るのではなく、「塗る前に何をするのか」まで確認してください。


4. 補修費用の相場と注意点 — 戸建てでよくある価格帯

剥がれ補修の金額は一律ではありません。

費用を左右する主な要素は、

  • 剥離面積

  • 足場の有無

  • 旧塗膜撤去量

  • モルタル補修量

  • サイディングの状態

  • シーリング補修量

  • 下塗り回数

  • 使用材料

  • 全面塗装の有無

などです。

そのため、見積りを比較するときに「総額」だけを見るのはおすすめできません。

見積書で確認したい項目

① 足場仮設
② 高圧洗浄
③ 既存塗膜の除去
④ ひび割れ・欠損・浮き等の下地補修
⑤ 下地調整
⑥ 下塗り材の商品名・回数
⑦ 中塗り
⑧ 上塗り
⑨ シーリング
⑩ 付帯部塗装

ここまで確認すると、業者による金額差の理由が見えやすくなります。

特に外壁が脆弱な場合は、

「なぜ下塗りが1回なのか」
「なぜ2回必要なのか」

まで説明してもらうことが大切です。

回数が多ければ必ず優れているわけではありません。

その住宅の下地状態に必要な工程になっているか。

ここを判断基準にしてください。


よくある質問

Q. 下塗りは2回したほうが必ず長持ちしますか?

いいえ。すべての外壁で2回必要とは限りません。

サイディングの脆弱化や吸い込みなどを確認し、使用する下塗り材の仕様に基づいて判断することが重要です。

Q. 公共建築改修工事標準仕様書とは何ですか?

国土交通省が公共建築物の改修工事について示している標準的な仕様です。

外壁改修についても、ひび割れ、浮き、欠損などの状態に応じた考え方が整理されています。

塗り替えステーションでは、外壁下地補修について同仕様書の考え方に沿って状態を確認し、必要な補修方法を検討することを基本としています。

Q. 剥がれたところだけ自分で塗ってもいいですか?

おすすめしません。

表面だけ塗ると、剥離原因が残ったままになる可能性があります。また、2階部分などを脚立で確認する行為は転落事故につながる危険があります。


まとめ|外壁塗装で本当に確認したいのは「完成すると見えなくなる部分」

外壁塗装の剥がれを直すとき、重要なのは仕上げ塗料だけではありません。

なぜ剥がれたのか。
下地は傷んでいないか。
既存塗膜は密着しているか。
サイディングは脆弱化していないか。
どの補修方法が必要なのか。

ここを確認してから塗装することが大切です。

塗り替えステーションでは、外壁下地補修について国土交通省「公共建築改修工事標準仕様書」の考え方に沿って劣化状態を確認し、必要な下地補修を行ったうえで塗装工程へ進むことを基本としています。

また、サイディングの脆弱部では、下地状態と使用材料の仕様を確認し、必要に応じて下塗りを2回塗布するなど、下地に合わせた施工を行います。

私たちが大切にしているのは、

塗って隠すのではなく、直してから守る。

という考え方です。

完成すると下地は見えなくなります。

だからこそ、見えなくなる前の工程にどれだけ手を掛けているかが、外壁塗装を比較するときの大切な判断材料になります。

外壁の剥がれを見つけたら、すぐに「全面塗装」と決める必要はありません。

まず原因と下地状態を確認し、

「どこまで直してから塗るのか」

を明確にすることから始めてください。